新規事業のステップ
新規に事業やプロジェクトを立ち上げて進めて行くには、明確にステップを分けて、少しずつ前に進めていくしかない。そのステップをプロジェクトの事例を交えて、紹介する。
ステップ
再エネ発電所建設(新規大型プロジェクト開発)を例に考えてみる事とする。
① そもそもの方向性=ビジョンは??何処を目指すのか??
20○○年までに●●MW分の発電所を建設する。
今、動かそうとしている事業やプロジェクトの方向性、ゴールはなんなのか??ということを考える段階。
方向性の選定方法
① 有意義性
20○○年までに●●MW分の発電所を建設する。という数値を交えた目標は具体的に社会へどのようなポジティブな影響をもたらしてくれるのかどうか。
② 貢献性
① と重複する要素が大きい。社会的にどの様に実際にどの様に貢献できるのか?
将来の社会(周囲)環境を予測し、自社(自分)がどのように貢献することができるのか。
③ 独自性=個性
企業(あなた)らしさを意識する。独自性と個性を強調できるように選定する。
④ 実現性
実現するためのロードマップを検討する必要がある。
② 理由=ビジョンの実現に向けて、なぜ今、新規事業??
将来のビジョンと現状を照らし合わせることによって、可視化されるギャップを埋めるにはどうしたらよいかを考える。そうすれば、自ずと理由につながる。
ビジョンが達成されている状態の下記項目を想定し、
・事業(プロジェクト)内容
・事業ポートフォリオ
・事業(プロジェクト)規模
アプローチしていく。
例)ギャップを埋める方法の理由
”20○○年までに●●MW分の発電所を建設する。”為には出力が足りない。その現状と将来のビジョンとのギャップを効率且つスピーディーに埋める為に大型案件注力する。
この②での最も大事な要素はタイミング。適切なタイミングを見定める力が無くては業務を遂行することも間々ならず、最悪のケース全てが破綻になるケースは十分にある。
③ 他に影響を及ぼさない、範囲で新規事業への経営資源を確保する
②の状況で新規プロジェクト遂行の意義を理解した後、投資の割合を検討する。発電所建設の場合は様々な業種の分野の人材が必要であり、それらの人材の確保を行う。
④ どんなテーマや領域で取り組むのか??
どんなテーマ、領域で取り組むのか??
再エネ発電所建設を例に考えると領域とは発電所建設候補地のエリアであり、テーマとはその言葉通りでどのような発電所にするかというものである。
⑤ いつまでに、どの程度の目標を狙うか??
新しい事業(プロジェクト)を動かす事も決まり、いつまでにどの程度の規模を狙うのかを予測を立て、事業を進めながら最適化していく。
⑥ 誰がどのようなアプローチで新規事業開発を行うか??
何に対して、いくら投資するのか??