価格設定
財やサービスの価格は企業が決定する。また、それらの価格は内外的要因から戦略的に決定される。以下、関連する項目である。
目次
企業・マーケティング目標
マーケティング要素(価格以外)
代表的な要素として、ブランド戦略、チャネル戦略、プロモーション戦略が挙げられる。
例)イメージプライシング
ブランド戦略の中の1つの戦略。顧客からのブランドイメージをよくし、高価格で販売する戦略。
需要の価格弾力性
需要の価格弾力性とは需要の変化率(%)/価格の変化率(%)で表される。
- 弾力性は大きく(傾きが緩やか)、価格変化による需要の変化は鋭敏である。
|需要の価格弾力性|<1の場合
- 弾力性は小さく(傾きが急)、価格変化による需要の変化は鈍感である。
たとえば
コメや生鮮食品などの生活必需品の価格弾力性は低く(=価格変化による需要の変化が小さい)、アクセサリーや宝石などの贅沢品は価格弾力性が高い。(=価格変化による需要の変化が大きい)
需要の価格弾力性が低い状況では、ペネトレーションプライシングが有効である。
※同一製品であっても、時期や場所によって、需要の価格弾力性は変わる。
コスト
製品の製造コストやマーケティングコストを下限、顧客が財やサービスを買ってもいい価格(顧客価値=カスタマー・バリュー)を上限とした価格設定を行う。