業界の競争や取引関係
限られた市場の争奪という側面ばかりではない。逆に、市場を奪い合うことなく自社の売上や利益を増やす関係になるケースは??
目次
例① 施設な多角化利用
新しい駅ビルに、これまで以上に多様な小売業者の入店を図る。
それらに加えて、映画館やアスレチック施設、さらに大学のサテライト教室なども導入する。
結果、来客数を増やす。
例② 導入時の赤字は将来の黒字
一般的にコストダウンは自動車部品供給業者の利益を圧迫する。(生産価格にはある程度の限界がある。)
長期的に、自動車会社の販売力に結びつけば、自動車生産量を増加させることになる。その結果、長期的に見て供給業者に有利に働く。
例③ 市場は完熟していない状態が成長期
新製品の市場規模がまだ小さい場合、ライバル企業の参入によって当該製品をめぐって、市場での競争が起こる。
その結果その製品の市場は拡大する可能性をもつ。
例④ 既存企業の新規事業進出の波及効果
宅配業者がコンビニエンスストアを取次店とする集配を始めた。
その結果、コンビニエンスストア間の荷物発注客の増加を目指した競争は、宅配市場を掘り起こす効果をもたらす。