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モラルハザード
モラルハザードとは、別称道徳的危険という。当事者間で契約が結ばれた後の行動が観察できないため、一方の当事者が当初予想されていたのと異なる行動をとることになり、契約が想定した条件に当てはまらなくなること。
モラルハザードの例
例1 保険会社と被保険者
被保険者が、保険に入った事で、危険な運転をしたり、不摂生な生活を送るようになること。行動原因には保険会社が被保険者の行動を監視できないことが大きい。
例2 株主と経営者
株価をできるだけ高くするように働くという条件のもとで、株主が経営者と契約したとしても、経営者が想定通りに働かない、働いているかわからない。株主には経営者が契約どおり働いてるか確認することができない。