目次
公共財
公共財の特徴
・非競合性:ある人の消費によって別の人の消費量が減らない。
・非排除性:対価を支払わない人が消費することを排除することができない。
公共財の例
イメージしやすいように公共財とそうでないものを例としてあげる。
例1
公共サービス(消防・警察・国防・放送)
・ある人が消防車を呼んだとしても、別の人が消防車を呼べないことはない。
※公共性サービスは国民すべてが享受できなくてはならない。
→ 非競合的
・対価(税金)を支払わない人が消防車を呼べないようにすることは難しい。
→ 非排除的
例2
テレビの受像機
・ある人が購入すれば、その受像機を別の人が購入することはできない。
→ 競合的
・他の人間が勝手にテレビを見ないようにすることができる。
→ 排除的
つまり、公共財ではない。私的財である。
例3
テレビの放送(番組)
・ある人が見たからといって、別の人が見られないことはない
→ 非競合的
・対価を支払わない人が見ないようにすることは困難である。
→ 非排除的
ちなみに
橋、道路、教育などのようなある程度の競合性や排除性を持っている公共財を準公共財という。