Contents
このページでは?
このページでは失業とは何か?また、失業に関連した諸説を紹介します。
失業
失業には、大きく3つに分類することができます。
摩擦的失業
転職に伴って、一定期間職を失う状態のこと。
つまり、労働市場の機能には影響されず、発生する。
構造的失業
成長産業と衰退産業のおける産業間における、労働者の流動性がスムーズにいかないために発生する、持続的な失業のこと。
成長産業と衰退産業で働く労働者では求められるスキルが異なるため、人材の流動性がスムーズにいかない現象が発生する。
循環的失業
景気循環に応じて発生する失業のこと。
好況期により良い仕事を求めて離職し、不況期に雇用調整を受けて失業するなどが含まれる。
完全失業率
15歳以上であり、職を探しいる状態にある者の割合のことを示す。
15歳〜24歳の若い世代の完全失業率は他の世代に比べて、高い特徴がある。
フィリップス曲線
イギリスにおける、19世紀半ばからの約100年間のデータから発見された失業率と名目賃金上昇率の関係性。失業率と(名目)賃金上昇率には負の相関性がある。
- 失業率が低い ⇨ 名目賃金の上昇率が高い
- 失業率が高い ⇨ 名目賃金上昇率が低い
物価版フィリップス曲線
失業率と物価上昇率には負の相関性がある。一般的には物価上昇と賃金上昇には正の関係性がある。なので、失業率と物価上昇率の関係曲線も以下図に示すようになる。
※物価上昇率が0の時の失業率を自然失業率という。
ケインズ経済学
マネタリズム
オークンの法則
国民所得と失業率の負の相関関係を示す経験則のこと。
- 失業者が減少する ⇨ 労働者が増加する ⇨ 国民所得が増加する
- 失業者が増加する ⇨ 労働者が減少する ⇨ 国民所得が減少する