ケインズ型消費関数
ケインズ型消費関数は、(今期の)消費は(今期の)所得に依存すると考える考え方。
C=cY+C0
C:(今期の)消費、Y:(今期の)国民所得、c:限界消費性向、C0:独立消費
- 限界消費性向:所得が1単位増加した時の消費の増加分(0< c <1)
- 平均消費性向:国民所得Yに占める消費(独立消費C0を含む)の割合
目次
例題
下記表の状態の時の限界消費性向は??
解き方)
実収入から非消費支出を差し引いた金額が所得Y(x軸)として考える。消費支出は消費Cである。
したがって、限界消費性向cは (E-B)/((D-F)-(A-C))
貯蓄
貯蓄とは所得のうち、消費されない部分である。すなわちの以下の関係式が成立する。
S=YーC
S:貯蓄、Y:(今期の)国民所得、C:消費
上記関係式へケインズの消費関数を代入すると
S=YーcYーC0
S:貯蓄、Y:(今期の)国民所得、1-c:限界貯蓄性向、C0:固定費
- 限界貯蓄性向:所得が1単位増加した時の貯蓄の増加分(0< 1-c <1)
- 平均貯蓄性向:国民所得Yに占める貯蓄(独立消費C0を含む)の割合