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AD曲線
AD(Aggregate Demand)曲線は、横軸に需要、縦軸に物価をとった曲線のこと。IS-LM曲線との関係を示す。
貨幣の需要・供給とISーLM曲線
価格は P0 < P1 < P2であるとする。

価格Pが減少することによって、実質貨幣供給(M/P)が増加する。LM曲線は右にシフトする。均衡国民所得(Y)は増加する。
ISーLM曲線とAD曲線
物価(価格)が減少すると、国民所得が増加する。

AD曲線の形状やシフト
様々な場合のAD曲線の形状やシフトを示す。
利子率弾力性がゼロの場合
投資の利子率弾力性がゼロの場合はAD曲線は垂直になる。

価格(P)が下がり、貨幣供給量(M/P)が増加し、LM曲線は右にシフトする。利子率は低下する。投資の利子弾力性がゼロであれば、IS曲線は垂直であるので所得(Y)の変化はない。したがって、価格(P)が減少しても、所得は変わらない。
財政政策との関係性
拡張的財政政策を行った場合、IS曲線は右にシフトする。

国民所得(Y)は増加する。(Y1 → Y2)
金融政策との関係性
拡張的金融政策を行った場合、LM曲線は右にシフトする。

国民所得(Y)は増加する。(Y1 → Y2)