会計基準

資本連結

目次

投資と資本の相殺消去

親会社の(子会社に対する投資)とこれに対応する(子会社の資本)は相殺消去しなければならない。

単純合算すると

投資と資本が2重計上になっているため、投資と資本の相殺を行う必要がある

例えば

A社は、B社株式100%1000万円(A社の投資額で取得し、B社を子会社として支配した。なお、B社の諸資本1000万円であった。

のれん

親会社の投資額 ≠ 子会社の資本の場合、差額をのれんと呼ぶ。投資と資本による相殺消去が不可の場合。

のれんとは、人や組織などに関する優位性を源泉として、当該企業の平均的収益力が同種の他の企業のそれより大きい場合におけるその超過収益力である。

たとえば

A社は、B社株式の100%を1,500万円で取得(投資)し、B社を子会社として支配した。なお、B社資本1,000万円であった。

単純に連結すると?この時ののれんは?投資額と資本の差が該当するため、500万円となる。

非支配株主持分

親会社の投資は必ず100%とは限らず、部分的に所有する場合がある。部分所有の連結では、投資と資本の相殺消去と

例題

I社J社発行済株式総数の70%8,000円で一括取得(投資)した。J社資本金7,000円だとする。

単純に連結すると?

この時ののれんは?

投資額と資本の差が該当するため、8,000ー(7,000+3,000)✖️ 0.71,000円となる。J社資本の70%をの取得されたので、(7,000+3,000)✖️ 0.7=7,000円となる。

連結貸借対象表は??

上記計金額から12,000ー8,000(投資額)=11,200のれん1,000を上乗せした、113,000で検討を行う。連結後、J社の資産は株式の30%が非支配株式として現存する。

 

会計上の処理

資産(無固形資産)に計上し、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却する。のれんの当期償却額は、販売費及び一般管理費の区分に表示する。

 

 

 

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