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試算表(T / B)とは
各勘定の残高の一覧を示したもののこと。”勘定残高”とは、各勘定の増加と減少を繰り返すことにより、”累積増加額”ー”累積減少額”で算出することができる。”借方”の性質をもつ勘定を”借方残高”、”貸方”の性質をもつ勘定を”貸方残高”という。

勘定残高試算表の例
以下に示す通りである。

決算整理前 試算表
期末の決算整理前残高試算表と決算整理事項(単位:千円)
財務諸表の作成
財務諸表には、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書が存在する。
貸借対照表
残高試算表の各勘定科目のうち、貸借対象表に記載する科目は”資産”が”現金”、”備品”、負債が”借入金”、”純資産(資本)”が”資本金”となっている。これらと損益計算書で算定した”当期純利益”を”繰越利益剰余金”として貸借対照表を作成すると、以下のようになる。

繰延資産として計上できる項目
- 株式交付費:株式募集のための広告費、目論見書・株券等の印刷費など
- 社債発行費:社債募集のための広告費、目論見書・社債権などの印刷費
- 創立費:定款及び諸規則作成のための費用、創立総会に関する費用など
- 開業費:会社設立後営業開始までに発生した建物貸借料や使用人の給料など
- 開発費:新技術 or 新経営組織の採用、資源の開発や市場の開拓などのための支出した費用
損益計算書
残高試算表の各勘定科目のうち、損益計算書に記載する科目は”収益”が”売上”、”費用”が”仕入れ、給料、備品減価償却費”となっている。これらをまとめて、以下のようになる。
