目次
ラインとスタッフ
○ラインとは??
:経営活動の基本的職能
🤔基本的職能とは、例えば
:購買、製造、販売といった企業の目的達成を直接行う職能のこと
⇨欠いた場合、経営活動そのものが成り立たない
○スタッフとは??
:ラインの活動を支援していく職能のこと
⇨専門領域に関する助言、補佐を行うこと
機能(職能)別組織
○機能(職能)別組織とは?? :個々の機能を単位化した組織のこと ⇄人事部、営業部、製造部、経理部など ⇨権限が上位階層に集中した集権管理型の組織
メリット
①専門性の発揮 :分業によって、各機能が熟練することができる ②規模の経済の発揮 :業務の集中のため ○規模の経済とは?? :企業の規模や生産量が増大にするに従い、平均費用(生産コスト/個)が逓減していく現象のこと ⇨規模の経済が働く業界では、参入初期段階から大量生産を実施しなくてはならず、大きなリスク ③大局的な意識決定ができる :トップの権限集中型のため、トップに多くの情報が集まる
デメリット
①トップの意思決定に遅れが生じる可能性がある :機能間の調整などのトップの負担が大きい ⇨環境変化や顧客ニーズの対応が遅れる ②組織内の人事交流の停滞 :部門間で垣根が生じる可能性がある ⇨部分横断的な対応、組織内の情報共有が困難となる懸念 ③全社的なマネジメント能力ある人が育ちにくい :機能部門管理者が担当領域に専門化する ④利益責任感の所在が不明確 :機能部門に分かれているため
事業部制組織
○事業部制組織とは?? :事業部と呼ばれる管理単位を本社(本部)のトップマネジメントの下に編成した編集形態のこと ⇨組織下位段階に権利が大幅に譲渡される。各事業部は資本利益率(ROI)によって管理される ○権限(本社に残る) ・長期経営計画、利益計画の決定 ・予算の最終決定 ・一定金額を超える設備投資の承認 ・事業部の業績評価 ・幹部の人事権 ○事業部とは?? :事業部とは、製品、サービス、地域、単位の基準のこと。 ⇨各事業部(プロフィットセンター)は計画・統制・利益向上を目的とする
メリット
○戦略的意思決定に多くの時間を割ける
⇨トップが業務的管理の仕事から解放される
⇄現場の状況に即応した意思決定
○(下位管理者・管理者)モチベーションが高まる
⇨次世代の経営者の養成が高まる
デメリット
○職能が各事業部で重複する ⇨コストが重む ○短期的な判断に陥りやすい ⇄各事業部がそれぞれの利益にこだわり、視野が狭くなる ○セクショナリズムを起こしやすい ○セクショナリズムとは?? :部門間で協力せず、組織全体の利益や効率性を考えずに行動する状態のこと ⇨集団や組織において、各部門が自分たちが持つ権限や利害を優先する 🤔例えば。。。 :官僚主義にありがちな「縄張り争い」「派閥主義」など
カンパニー制
○カンパニー制とは??
:事業部制組織の持つ独立採算主義をさらに徹底させた組織形態のこと
🤔具体的には??
・BSシート経営の導入、投資収益性の重視
・各事業規模を大きくする
・研究開発〜販売まで包含
・事業間のシナジーの追求や事業再編が困難
🤔持ち株会社に似ている??
○持株会社とは?? (リンク追加)
:経営権を握るために、他社の株式を保有した会社のこと
メリット
:部門をそれぞれ、独立した企業にすることが可能。
純粋持株会社
:自ら事業は行わない。グループ全体の戦略、企画立案に特化した組織形態のこと。
⇨他社の事業活動を支配すること。子会社からの配当が売上となる。
マトリックス組織
○マトリックス組織とは?? :横断型組織、格子型組織のこと。職能別組織と事業部制組織の持つ利点を同時に狙った組織形態のこと。 ⇨タテとヨコのメリットを追求した組織。 👉範囲の経済の追求
○範囲の経済とは??
:総費用が低くなり、効率UPできる経済の形
⇄単一企業が複数の財・サービスを生産したほうが,複数の企業がそれぞれ個別に生産する場合よりも優
採用パターン
○少ない資源を複数の製品ライン間で共有する場合 :経営資源の関係から組織が複数の製品ラインを兼務する状況のこと ○技術面(機能別構造)と製品開発面(事業別構造)の2つ以上のアウトプットを求められる場合 :機能別、事業別のバランス維持が求められる。 ○頻繁な外的変化、部門間の高い相互依存が求められる場合
メリット
○職能 ✖️ 製品 の組織的統合が可能 ○人的資源の共有ができる ⇨課題への柔軟な対応 ○情報処理の迅速化 ⇨情報共有がスムーズ
デメリット
○組織内のコンフリクトが生じやすい
:スタッフが2人以上の上司から指示を受けるため
○責任の所在が不明確 ○意見の対立が増大